こぐまコラム

生活経験や遊びは学びの宝庫!「考える力」につながる幼児期の家庭学習とは

生活経験や遊びは学びの宝庫!「考える力」につながる幼児期の家庭学習とは

幼児期の子どもは、毎日の生活や遊びの中から多くのことを学んでいます。しかし、「家庭で何をさせればいいのかわからない」「遊びが本当に学びにつながっているのか不安」と感じている保護者の方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、幼児期の家庭学習をテーマに、今日から実践できるヒントをお伝えします。

幼児教育には大人の意図的な関わりが必須

日本の幼児教育では、これまで「遊びを通した保育」が重視されてきました。
知識を一方的に教え込むのではなく、遊びそのものが将来の学びにつながる、という考え方です。

これはとても大切な視点です。
しかし一方で、遊びの経験を「考える力」へとつなげるためには、大人の意図的な関わりが必要です。

ただ遊ぶだけでは、経験はその場限りで終わってしまいます。
「なぜそうなったのかな?」
「他の方法はあるかな?」
と問いかけることで、子どもは試行錯誤し、思考を深めていきます。

このような大人の働きかけこそが、幼児期の家庭学習における“教育”なのです。

幼児期の家庭学習が重要な理由

幼児期は、小学校以降の学習の土台をつくる非常に大切な時期です。
受験をする・しないに関わらず、この時期の経験は将来の学びに大きく影響します。

家庭学習というと、「机に向かってプリントをすること」を想像しがちですが、幼児期に最も大切なのはそこではありません。

まず必要なのは、実際に触れる・考える・試すといった体験を豊かにすることです。
そのためには、日々の生活の中で

  • 子どもが何に興味を持っているのか
  • どんな遊びに夢中になっているのか

を、保護者の方がよく観察し、学びのチャンスを見つけてあげることが大切です。

幼児期の遊びで意識したい大切な10の視点

幼児期の経験や遊びの中で意識したいのが、「幼児期に大切な10の思考法」という視点です。

幼児期に大切な10の思考法

  1. ものごとの特徴をつかむ
  2. いくつかのものを比較する
  3. 順序を考える
  4. 全体と部分の関係を理解する
  5. 見方を変えて考える
  6. 相対的に捉える
  7. 逆から考える
  8. ひとまとまりとして捉える
  9. 法則性を見つける
  10. 関係性から推理する

これらは、教室での学習だけでなく、遊びや日常生活の中でも十分に実践し、育てることができます

家庭でできる!学びにつながる遊びの具体例

実は、小学校受験で出題される問題の多くは、子どもたちが日常的に行っている遊びが題材になっています。

たとえば、

  • じゃんけん
  • しりとり
  • すごろく
  • ままごと
  • 買い物ごっこ
  • パズル
  • 積み木
  • 折り紙
  • トランプ
  • オセロ

どれも家庭でもできるものばかりです。これらの遊びには、

  • 比較
  • 順序
  • ルール理解
  • 推理

など、学びの要素がたくさん詰まっています。
大切なのは、「楽しい遊びで終わらせない」こと。
遊びの後に
「どうしてそうなったと思う?」
「次はどうしたらいいかな?」
と一言声をかけるだけで、立派な家庭学習になります。

また、おすすめしたいのが、お手伝いです。
特に料理のお手伝いは、

  • 順序を考える
  • 段取りを組み立てる
  • 結果を予想する

といった、思考力を育てる要素が詰まっています。

プログラミングを習わせる前に、まずは料理の手順を一緒に考えること。
これほど楽しく、効果的な学びはありません。

1日30分でOK!親子で遊んで話す時間を作ろう

また、幼児期の学びで欠かせないのが、対話教育です。

まず大切なのは、子どもの話をしっかり「聞く」こと。
その上で、「話す」経験をたくさん積ませてあげましょう。

「お母さんは忙しくて遊んでくれない」
これは、子どもたちからよく聞く言葉です。
忙しい毎日の中でも、

  • 絵本の読み聞かせ
  • 食事中のちょっとした会話

など、短い時間で構いません。
絵本を読みながら「どう思った?」と会話を広げる読み聞かせもおすすめです。

面と向かって一緒に過ごす時間は、子どものためだけでなく、保護者の方にとっても「子どもの成長を発見する時間」になります。前述の「10の思考法」がどんな場面で必要なのかも理解できるでしょう。生活や遊びを共有することで、子どもたちに適切なアドバイスをすることができれば、それこそ生きた学習です。

まとめ|幼児期の家庭学習は「特別なこと」をしなくていい

幼児期の家庭学習は、特別な教材や難しい勉強をすることではありません。

  • 遊び
  • 対話
  • 日常生活

この3つを少し意識するだけで、子どもの「考える力」は大きく育ちます。
ぜひ今日から、生活経験や遊びの中にある学びのチャンスを見つけてみてください。

「こぐまのおけいこ」では、事物教育と対話教育を通じて、学びの土台をしっかりと築き、子どもの思考力や表現力を伸ばします。KUNOメソッドに基づいた幼児教育についてご興味のある方は、ぜひ体験授業にお越しください。

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▶︎参考元:こぐま会代表コラム 第769号2021.05.28 「生活経験や遊びは学びの宝庫」

プロフィール下村 友里 (しもむら ゆり)

慶應義塾大学大学院卒業後、城南進学研究社にて幼児教育マーケティングを担当。編集者・コンテンツディレクターとしても活動しており、多くのWeb媒体でコンテンツ制作に関わる。著書に『脳を育てる!ブレインフード&レシピ71』(城南進学研究社)。小4女児の母でもある。

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