こぐまコラム

「できない」子どものやる気を引き出すには? 学習習慣を作る声かけ術

「うちの子、すぐに『できない』と言ってしまうんです」
年長のお子さまを育てる保護者の方から、よく聞く悩みの一つです。

パズル、計算、文字、習い事…。
少し難しいことに出合ったとき、子どもが「できない」と投げ出してしまう場面は珍しくありません。

特に将来中学受験も視野に入れているご家庭では、

・粘り強く考える力
・挑戦する姿勢
・失敗してもやり直す力

といった学びに向かう姿勢を幼児期から育てておきたいと考える保護者も多いでしょう。実は、子どもの「できない」は、その子の能力の問題ではなく、周囲の関わり方や声かけによって大きく変わってきます。

本コラムでは、

声かけ①子どもの「できない」を否定しない
声かけ②小さな成功体験を積み重ねる
声かけ③「結果」ではなく「過程」をほめる
声かけ④子どもの「やってみよう」を引き出す


これら4つのポイントから、子どものやる気を引き出す声がけ術についてご説明します。

なぜ子どもは「できない」と言うのか

子どもが「できない」と言う理由は、必ずしも本当にできないからではありません。多くの場合、次のような気持ちが隠れています。

・失敗するのが怖い
・自信がない
・難しそうに感じる
・どうやればいいか分からない

特に年長の子どもは、周囲と比べる気持ちが芽生え始める時期でもあります。「できない」と言ってしまうのは、実は「失敗したくない」「恥ずかしい思いをしたくない」という防衛反応でもあるのです。そのため、大人が「そんなこともできないの?」「簡単でしょう?」と言ってしまうと、子どもはさらに自信を失い、挑戦しなくなってしまいます。

子どもの行動は、周囲の声かけによって大きく変わります。例えば、同じ場面で「できないの?」と声をかけるのと、「一緒にやってみようか」と声をかけるのでは、子どもの気持ちは大きく変わります。重要なのは、子どもが安心して挑戦できる環境を作ることです。

そのための声かけのポイントを見ていきましょう。


声かけ① 子どもの「できない」を否定しない

まず大切なのは、子どもの「できない」という言葉を否定しないことです。

例えば、

「できないの?」

「そんなこと言わないの!」

と否定してしまうと、子どもは「自分の気持ちはわかってもらえない」「できない自分は情けない存在だ」と感じてしまいます。大人には簡単にできることでも、まだ生まれて数年の子ども。できなくて当たり前です。

おすすめなのは、まず子どもの気持ちを受け止めることです。

例えば、

「ちょっと難しそうだね」

「どうすればできそうかな?」

と声をかけると、子どもは安心して挑戦することができます。

声かけ② 小さな成功体験を積み重ねる

子どもが「できない」と感じる理由の一つは、成功体験が少ないことです。そのため、大切なのは小さな成功を積み重ねることです。

例えば、

パズルが難しい場合
→ 1ピースだけ一緒にそろえる

問題が解けない場合
→ 最初だけ一緒に考える

子どもが成功するように、一緒に助走をしてあげる。すると子どもは、「自分でもできた!」という体験を積み重ねていくことができます。この成功体験が、次の挑戦につながります。

声かけ③ 「結果」ではなく「過程」をほめる

多くの保護者は、「できたね!」「すごいね!」と結果をほめがちです。もちろんそれも大切ですが、より重要なのは努力や過程をほめることです。

例えば、

「最後まで考えたね」
「さっきより上手になったね」
「自分でやってみたのがすごいね」

このような声かけは、子どもの挑戦する意欲を高めます。

なぜ結果をほめることを推奨しないかというと、結果ばかりをほめると、子どもは「次にいい点が取れなかったらどうしよう」「失敗したらほめてもらえない」と考えてしまうからです。簡単な問題ばかりを選び、挑戦することを恐れるようになってしまいます。

なので、成功しても失敗しても、向き合った姿勢や努力をほめてあげること。そうすれば、子どもは失敗を恐れずに難関に立ち向かえるようになります。

「そもそも、うちの子は怠けてばかりいるので、努力をほめることもできない…」
実は、そういった切実な声もよく聞かれます。そのようなことでお悩みのご家庭は、ぜひ下記のコラムをお読みください。
「うちの子、怠けてる?」と思ったときに知っておきたい努力する子の育て方 | こぐまのおけいこ

声かけ④ 子どもの「やってみよう」を引き出す

子どもの主体性を育てるためには、質問型の声かけも効果的です。

例えば、

「どうやったらできそう?」

「どこからやってみる?」

こうした質問をすることで、子どもは自分で考え始めます。この経験が、思考力を育てるトレーニングになります。

質問型の声かけをしても、子どもは最初は「わからない」と言うかもしれません。そうしたら、声かけ①②に戻りましょう。面倒に感じても、どうぞ何度でも繰り返してあげてください。

幼児期の声かけが学習姿勢をつくる

幼児期の声かけは、その後の学習姿勢に大きく影響します。

特に将来中学受験を考える場合、

・粘り強く考える力
・自分で試す力
・あきらめない姿勢

がとても重要になります。

これらの力は、幼児期の

挑戦 → 成功体験 → 自信

という積み重ねによって育っていきます。

小学0年生のための幼児教室「こぐまのおけいこ」では、KUNOメソッドに基づき、子どもがやる気になる声がけで授業を行っています。

「こぐまのおけいこ」教育理念について

授業では、

・具体物を使った体験学習
・考えるプロセスを大切にする指導
・子どもの思考を引き出す声かけ

を重視しています。

講師はすぐに答えを教えるのではなく、

「どう思う?」
「別のやり方はあるかな?」

と問いかけながら、子どもの思考を引き出します。

この経験を積み重ねることで、子どもは「できない」ではなく「やってみたい」という気持ちを持つようになります。

「こぐまのおけいこ」では、年長のお子さま向けの体験会を実施しています。小学校入学前の今こそ、考える力の土台を育てる絶好のタイミングです。ぜひ一度、「こぐまのおけいこ」の体験会で、お子さまの可能性を広げてみてください。

「こぐまのおけいこ」体験授業はこちら

プロフィール下村 友里 (しもむら ゆり)

慶應義塾大学大学院卒業後、城南進学研究社にて幼児教育マーケティングを担当。編集者・コンテンツディレクターとしても活動しており、多くのWeb媒体でコンテンツ制作に関わる。著書に『脳を育てる!ブレインフード&レシピ71』(城南進学研究社)。小4女児の母でもある。

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